ギリシャの国債でユーロが、米国債の格下げで米ドルが、それぞれ安く売られています。幸い、日本は国債の格付けが下げられても現在は円高を保っていますが、今後を考えると、日本国債のさらなる格下げによって、現在の円高の状態を保てず、円安になる可能性は大いに考えられます。
一方、フィリピン政府はアキノ大統領の下、堅実な財政運営を続けており、フィリピン国債は6月に格付けアップとなりました。現在の成長著しいフィリピンの経済発展から見て、今後ペソがさらに力をつけることも大いに考えられます。
もし円高の今、コンドミニアムを購入し、将来ペソが力をつけ円が力を失い、円安ペソ高になった時にコンドミニアムを売却すれば、為替からの利益も享受することができます。
このように、為替からの利益も見込むことができるのが、海外への投資の醍醐味だと言えるでしょう。
また、これは為替だけの話ではありません。 将来、円の価値が更に暴落する可能性もゼロではありません。
そうしたときに、日本国内だけに資産があった場合、リスクは避けようがありません。 そうしたリスクを最小限に食い止めるための、海外での分散投資は、自分の身を守る一つの盾となります。