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モンゴルの不動産について

モンゴルの不動産について

【モンゴルの都市計画について】

モンゴルの都市計画は、政府・党関係の公共機関とソビエト式アパート、広い道路などが計画的に配置された完全なソ連式ですが、中心部の道路は上空から見ると、差し込む太陽の光とゲルをデザインしたユニークな構成となっています。

ソ連式都市計画の特徴として、いわゆる繁華街というものが存在しない構造になっていましたが、自由経済になってからは土地の占有権(最近は郊外にかぎり所有権も)が解禁されたこともあり、建物の1階部分を改造して、お店を作り、商業化が進んでいます。

建築方法は、機能的なソビエト・スタイルとパステルカラーのロシア古典様式が中心ですが、中ソ対立以前に建てられた現代中国様式や、ソビエト・スタイルにモンゴル独自の意匠を組み合わせた特異なデザインのものも見られます。

日本との関係でいうと、首都建設の初期には、スターリンとの密約によってシベリアから移送された日本人強制連行者が活躍しました。強制連行された日本人により建てられた多くの建築は現在でも現役で使用されています。地震がほとんどないため、従来の工法はレンガを積んだりパネルを組み合わせたりするだけで鉄筋が入っていないケースが多くあります。

さらに近年では、中国やロシア、韓国、日本の企業により、新興ビジネスマン(モンゴル版オルガリヒ)や外国人、海外出稼ぎでの成功者などを対象とした高級マンション(完全警備のコンパウンド式)が建設され、不動産の投資ブームが起こっています。日系では、スルガコーポレーション(本社・横浜市)が日本式マンション主体の高級コンパウンド「フォーシーズンズ・ガーデンズ」を建設することを計画していました。

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